3部作
12月初旬遂に刊行されました。忘れた頃にやってくると何だか得した気分になりますね。
さながらギフトという感じですがしっかり自費での購入です。
堀部安嗣作品集Ⅲ
前回のⅡの後から現在までの作品が収められています。また前回同様、購入してすぐはこちらの本自体のボリュームも有り全て読めてはいないのですが先ずはパラパラと端正な建築写真を眺め楽しみつつ冒頭の堀部さんの文章に目と手が止まります。
ーはじめにー
やはり凄いですね。普段のお考え・大切にされている事・考察の順序・などなど幾層にも思考があり丁寧に丁寧に事象を見つめ答えを出す。想像もできないような膨大な知識の中で蓄積された考えを整理し意思表示とも思える様な大切な計画に落とし込む。ご自身らしさの前に幾つもの状況判断があり全てを見つめてそういう事も全て包んで出されるものがそのまま堀部さんらしさになる。そんな印象を受けました。読んでいるだけでこんなに心揺さぶられるのは一体何故なのかと自分に問い掛けてしまいます。研ぎ澄まされているようで場に馴染む建築。購入して良かった。何度も読み返しては奮い立ち心に暖かいものが宿りそうです。
今回の作品集には新潟県・新発田市の事例も紹介されています。いつも大変お世話になっている方がオーナーさんで何かのご縁で完成時に見せていただく事が出来ました。精神性や緊張感というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが端正という言葉で表せる様な気持ちの良さと人の営みに寄り添った暖かさ。こう言ったものが同居しておりとても貴重な経験をさせて頂きました。今でも良く覚えています。
やっぱり良いですね。本。
ページを捲っては手を止めて
頭で色々思いを馳せる時間。
大きなものに触れた様な気になりますが
もっと伸び伸び頑張ろうと思います。
記念すべき
素晴らしい一冊でした
100年続く工務店を目指して
SW.design yaezawa
今年最後に購入した本です