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糸魚川①

春の山

飛石の連休ですね。カレンダー通りにモリモリ働いております。目が回るほど忙しいですがしっかり着実に近道せずにお仕事させていただいております。

 

さて察しがいいですね。

箸休め投稿です。連休だし。

 

結構前になりますが賄い切れない代休を頂きまして出掛けしてきました。

一度行った事がある温泉です。妙高山登山道の入口に位置する燕温泉。大量の白い湯の花が含まれた温泉で浴槽に入った時に舞う湯の花は圧巻で疲れ切った身体に最高です。さながら粉雪が舞い上がるかの様。少し登った所に完全山中ガチ露天風呂もありそちらもとても気持ち良いのでおすすめです。まだ雪がたくさん残っていました。地名よろしく燕もたくさん飛んでいて本当に気持ちがよかったです。

 

さて、十日町から見てそんな妙高山からもう少し先に位置する糸魚川ですが以前訪れた美術館がとても素晴らしかったので備忘録的お話です。

 

谷村美術館:設計 村野藤吾

 

いっとき行く先々で村野藤吾作品に触れる機会が多かった時期があり何だかとても好きな建築家の1人です。村野藤吾自身の考察は探せばたくさん出てくるので割愛するとして、それだけ多くの建築を残しただけあって今だに触れる機会が多いのでしょうね。そんな中、ご当地新潟県に代表的な作品が。糸魚川はなかなか遠いのでいつか行けたらと何年も頭の中にありましたが3〜4年くらい前に遂に行くことができました。村野藤吾最晩年の作品で抽象的な外観はさることながら内装も外装と同じように柔らかい表情で何かに包まれたような気持ちになります。アプローチからして素晴らしく建築そのものが詰まったとても美しい美術館です。内部の採光計画も本当に素晴らしく人工照明と併せて落ち着いた内部空間です。外と中の明るさをその様に計画しているので行くたびに味わえる内部空間が違い楽しめそうです。それら全てが相まって出来上がる建築の力を最も簡単に見えるように実現している事に感動すら覚えます。日頃から建築は体験・体感に勝るもの無しとそう思っていますのでこちらはそれを実感できる場所でいろいろな事に思いを馳せた経験になりました。帰りに勿論、海岸で翡翠を探しましたが見つかる事もなくブラック焼きそばをたらふく食べて帰ってきたのを思い出しました。良い所です。おすすめです。

 

たくさん働いて

たくさん良いものに触れて

普段の仕事に活かすべくあちこち行きたいです。

 

100年続く工務店を目指して

SW.design yaezawa

たまに見たくなる海