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本①

手元に在る安心感

あっという間に3月間近、もうすぐ春ですね。2月どこ行った?

 

さて私は今だに書籍を購入したくなります。

電子書籍も触れる機会が増えていますが、これは!と言うときは手元に置きたくなる性分でして古い人間です。装丁や紙の質感、厚み重みなどは勿論、構成やフォントなど楽しめる所たくさんで本が大好きです。そう言うことで出来上がる個性の出る本棚も然り。本屋さんや図書館も大好きです。何か財産を手にした様な気持ちにさえなります。

 

仕事をする上で勉強、学びを続ける事は当たり前です。一度覚えた事で一生良い提案をし続ける事は不可能です。言い切り。成功体験はとても大切ですがそれに縛られる様では元も子もありません。まずは成功体験を目指すべく直向きな努力を。その上で柔軟さと謙虚さと向上心を持ち続け学びを続ける。どの段階かは問題でなくどんな気持ちで働くかです!


本の良さは ー どんな事も気付きになりますし、自分のステージに応じて見え方も受け取り方も確実に変わります。ですのでいついかなる時も刺激とひとくくりになる様な体験もいつもフラットな気持ちで受け入れる様にしています。これはそのものがチャンスだと思っておりまして、どんな時も本人の気持ち一つで新しい知識、感覚、事例、その他を受け入れてそこから自分の懐が広くなる感覚をもっています。ってな事で、実用書も未だに手元に置いて読み深めて仕事に、ひいては自分の携わる建築の礎になるよう買い求めています。ただ単に楽しいのも事実です。

前置きが長くなりましたが、最近購入した本のご紹介です。

堀部安嗣作品集II

いろいろな有難いご縁がありここ数年は2物件実際に見せていただいた経緯もあり、実際の建物はやはり別格ですね。手元に置いて何度も見返したくなる一冊です。音楽も芸術も建築も模倣から始まると良く言われます。本当に素晴らしい物を体感に落とし込み、そこから学び自分のものになる様に人知れず努力し続けてようやっとスキルアップすると思います。それは辛いことではなく真っ当な気持ちなら自ずと通る道すじなのでしょうね。私はそういう事がひとつも辛いと感じた事なく喜びに近いです。

こういう事が熱量とか言うのかも知れません。
カッコつけてる場合でないです。必死です。そしてさせて頂くこの仕事を愉しんでおります。
一冊のご紹介が暑苦しいのですが、私の手元にありますので見たい方は何なりとどうぞ。そして楽しく新築住宅のお話をさせて下さい。

 

この秋11月末に出版されるⅢも楽しみです。

 

100年続く工務店を目指して

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