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東京⑥

空いた時間に世田谷区

晴れたら秋晴れ。とても気持ちいいですね。秋といえば新蕎麦ものすごく食べたいです。今月末くらいからでしょうか。本当に美味しいので機会があれば是非ご賞味ください。十日町の誇れる食事お蕎麦、個人的にお酒も合うと思いますので蕎麦屋さんで一杯なんて最高です。

 

さてもう少々東京のお話しを。

こちらは初日、朝早く十日町を出発し目黒への集合時間前に駆け込みで。何か見るならせっかくなのでとピックアップした建築です。

 

はぐくむ湖畔

 

設計:坂茂 少し前にと思っていましたが2014年に建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞されています。私が1番初めに知ったのはやはり災害復旧対策として体育館などの避難所に設置された紙管で作られたシェルターを鮮烈に覚えています。思いやりと献身。そんな言葉がぴったりの建築家で次に有名なのは静岡県の富士山世界遺産センターでしょうか。逆さ富士を逆手に取ったようなあの建築はとても気持ち良さそうでいつか実際見てみたいです。華々しい公共建築ばかりの有名先生とは一線を画す方だと無知が故感じていましたが、有名どころはその内出くわす理論と言いますか、あえて東京でなければ見られない建築を。ということでこちらへ。喫茶メインの食事もできるカフェダイニングの様な所です。

紙管を多用して構成された店内は家具、間仕切り、収納棚まで紙管で。椅子も丈夫で安定感がありました。献身を追求して採用されたこういった素材がとても軽快に使われていて凄く可愛らしい店内でした。半分は写っていませんが入り口側で数家族がランチ中で、小さな駅のすぐそばにあるのですが地元の方に愛されて利用されているのが良くわかりました。コーヒー美味しかったです。大人から子供まで受け入れ易い素材、設計なのがここにいると良くわかります。この店舗の数件先に坂さんの事務所がありこれまた親切な店員さんに教えて頂きました。東京の人皆さん優しいですね!坂事務所チラ見済。

 

サスティナビリティと災害支援から生まれたアイデアは設計次第でこうも生まれ変わるのかと感心仕切りでした。安価でサスティナブルで再生可能な材料、やっぱり凄い。たくさんの可能性を秘めた地元に溶け込んだ店舗設計。とても勉強になりました。今度は食事もしたいです。

 

この後急いで目黒へ。色んな方と再会し研修スタートしたのでした。こういった建物探訪は移動も軽飲食も実費ですので念の為。気兼ねなく行動できるので小心者の私にはそのほうが随分気が楽です。好奇心や探究心がもりもり湧いてくるこういった非日常が私を突き動かす原動力の1つかもしれません。たくさんの事を吸収してそれから研修へ、それが終わって日常へ。どこにでも気づきと面白さを見つけられたら仕事も普段の生活もとても楽しくなりますね。分譲地でさせていただく仕事も、普段の業務もそんなふうに考えながらさせて頂いております。張り切ってご依頼どしどしお待ちしております!

 

100年続く工務店を目指して

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