豪雪地でも
朝晩は肌寒い日が増えてきましたね。すっかり秋の装いです。
そんな中着々と現場が進んでおります。行動力に溢れる現場がやはり楽しいです。
さてこの分譲地では太陽光発電と蓄電池の設置が推奨されています。
中々触れる機会の少ないお話しだと思いますので私たちの考えを少し。
ここでは手っ取り早く我が家の太陽光発電実績と共に公開いたします!
新潟県のような積雪地域、その中でも特別な豪雪地十日町。愛おしく時に狂おしい程に降雪する事も有ります。10年ほど前に有名国内メーカー数社に直接問い合わせをしここ十日町で設置出来ますか?とお聞きしたところあまりにも例外地域なので保証は付けられませんとの事。全く市場として考えていないとの事でした!悔しかった。しかし商売として日本中考えるときにあまりに特殊な地域を商圏から外すのは至極真っ当な事だなと納得しました。
そうこうしている内に時間が経てば製品もアップデートされていきます。紆余曲折ありながら当初の予定より少し早く太陽光パネル設置の運びとなりました。敷地に素直に設計する。の中に太陽光発電も当然視野に入れておりますので屋根の向き、屋根雪の処理含めて計画した我が家は設置に何のハードルも無く出来ました。新潟(日本海側)の発電量も東京(太平洋側)の1割落ちくらいだと10年よりもっと前に自立循環型住宅の勉強をさせて頂いて知っていましたので不安は無く実情も想定通りの発電量で推移しています。R5.9月現在。毎月来る使用電力の請求金額と発電による余剰売電金額と私はパネル(PV)金額をローンにしましたので毎月のパネルローン支払い分の金額データをまとめたものがこちらです。
補償のために着けた融雪装置が上手く作動しない(R3)など色々ありましたが、晴れれば余剰金が生まれています。モニターでその辺りも逐一確認できますので節電意識は設置以前より高まっています。発電しているうちに家電を動かそう、という具合に。売電が10年で終了し、その後はうんと性能が良くなり価格もこなれた蓄電池を導入する予定です。今乗っている車をその頃電気自動車に買い替える事も想定しています。最終的には電線から切り離され自己敷地で生活に必要なエネルギーを賄う事を真剣に視野に入れて家を建てました!こんな事が実は当たり前になっています。面倒そうで知識を得ない人が業界でも殆どなのが実情です。様々な考えで設置により美観を損ねる等々選択は勿論自由ですのでこの分譲地では必須項目にはしていません。ただ気になる方にはプロとしてオーナーさんのメリットがとても多いので選択項目に計上させていただいております。良いこと尽くしの様ですが施工の注意点が1つ。ほんの少しの突起物も雪止めの様に働いてしまい施工に注意が必要なことも良くわかりました。あと1つあるとすれば導入資金の調達が一番のネックかもしれません。私のように住宅ローンを組んだ後でもローンに出来ましたのでそれができればそれも有り。一括で支払うことが出来れば表のPV請求はゼロ。請求額と売電額この2つだけ見ればOKですので実質売電額の方が多くなります。十日町でも。結構すごいこと。ただし建物性能の担保は必須です。
結果発表。自然落雪なら十分実用的です。この十日町でもメリットの方が多いでしょう。※私個人の感想です
公表したデータの見え方は人それぞれかと思いますのでご興味のある方は是非。分譲地でも設置を見据えてデザインさせて頂きます。
意匠と性能どちらも当然に取り入れた家作り、お待ちしております!
100年続く工務店を目指して
SW.design yaezawa