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自宅②

屋根って

いよいよお盆ですね。リフレッシュしたい!その為にどこかへ行きたい!

のですが県内で良い子にしたいと思います。ヘトヘトになるまで我ながらよく働きました。充実感と達成感。

束の間の休養をいただき更に頑張る所存です。お盆に読む用の本も数冊用意しましたのでゆっくり快適に過ごしたいと思います。

ご一緒させて頂いた皆様、今年に入ってご縁の産まれた皆様本当にありがとう御座いました。感謝申し上げます。

 

さて分譲地では建築条件がありますが施工事例的なものが今の所ありません。それでもイメージだけでもと思い手描きのパースを用意しています。パンフレットにイメージにぴったりの物件施工事例写真も数枚掲載させて頂いております。是非パンフレットをお手元に!営業所にもあります。

 

住宅建築を考えるとき、生活を守る器であることは言うまでもありません。生活するのは家の中。その生活を守るとは?

様々な事が想像・想定されますが住宅の外側に必要とされるのは兎にも角にもデザイン!も勿論なのですが同等に寧ろそれより大切な事と言いますか、大前提として考えていることは外的要因、中でも自然環境の脅威から生活を守る事だと考えています。住宅の設計をさせていただくときはまず敷地を読み解くことから始まる訳ですが、その時に方位・道路・隣地建物状況・景色・目線の抜け・活かしたい切り抜きたい方向・太陽光発電設置・車の出入り・屋根雪の処理etc

正直最後の2つのウェイトがとてもとてもとても大きくこの豪雪地の設計における重要なポイントになります。

私にとってはそれが生みの苦しみのような設計し甲斐のような楽しい部分なのですが、まず敷地をよく見てそして計画に移る。その時に間取りや内装に気持ちが向きがちですがやはり外観・外装・屋根の構造などにも十分気を配り計画させて頂いております。

 

 ↑ある朝の我が家の屋根・小屋組です。ソファから寝ながら撮影。端正。

 

たくさんの要因を含めてたくさんの事を数値化するそんな設計のお仕事の中で今回は特に屋根についてです。

屋根と言っても様々な形状があります。雨と風、日照から守る。なんと言っても雪から守る。外的要因を考えることは実は自然現象とうまく付き合う事で、雨も風も私たちの生活に必要なものです。屋根とは少し外れますが、高性能な住宅でも季節の良い時期は気持ちの良い風を取り込む。窓を開けて、いわゆる通風も実は目に見えない情緒において欠かせない気持ち良さの要因だと考えています。日照に於いては言わずもがな暖かい日差しで明るく室内を照らし、時には美しい夕日を眺める。河岸段丘の向こう側へ沈んでいく夕日は本当に綺麗です。この豪雪地十日町では冬の日照は替え難いもので気持ちが明るくなります。雪だって土地を豊かにしてくれていて、農作物への恩恵は計り知れないはずです。

 

私が設計させて頂くときは勿論こう言った自然環境とのお付き合いを念頭にさせて頂いておりますが、自然現象と言うのは時にとても過酷なものである事も事実です。こと屋根に於いては雨の侵入を防ぎ、夏の辛すぎる日照からは直射日光を遮ることで室内環境への負荷を抑えることができ、冬に欲しい日照は室内に取り込む。雪の処理は載せたままにする事も自然に落雪させる事も手で雪を降ろす事も想定できます。つまり屋根自体は外的要因から建物自体を守るとても大きな要なのです。屋根は自然と建物をつなぐ1番過酷な中間地点にいます。仲良くしたい。

 

様々な環境下を想定しつつ、その上で普遍的なデザイン性も残したい。

 

この辺りまでを普段口に出さずに脳内整理しつつ設計のお仕事をさせて頂いております。さて、そうなってたどり着いたベーシックな屋根意匠面の考えは軒をなるべくたくさん出すこと。屋根が雨風、日照を計画的に遮りそれでいて明かりを取り込み、建物自体を守ってくれる事を願って計画させて頂いております。屋根・壁・床と大きく家の構造を分けた時、1番日照の影響が大きいのは・・・そうです。屋根です。ですから屋根というのは家づくりのポイントとしてとても重要なのです。軒を出す事で雨が建物にあたる部分を軽減させてくれたり、雪が降っても建物間際の雪の量を減らしてくれたりしてくれます。日照については自然現象の中では軌道を読み易くデータの採用が効果を発揮し易いジャンルです。そういう事もしっかり理解してその上でどの方向にどのくらい屋根を伸ばすか。こんな風に計画をさせていただいております。そもそもオーソドックスな家らしい形が好きなのも大きいです。

 

耐雪式の屋根や敷地条件に応じ様々な計画ができますのでそこは柔軟に対応させていただきます。

これしかしないと言う事では無いのでご安心を。

 

分譲地でも様々なこ希望に沿うべくお話をお聞かせください。屋根一つとっても家造りを楽しくご一緒できるように計画させていただきたいです。

この雪国を受け止めて、その上で十日町の自然とも仲良く美しい町並みを一緒につくりませんか?十日町らしい注文住宅をご一緒させてください。 

なんだか異様な暑さがつづきますが、皆様どうぞ楽しいお盆をお過ごし下さい。

 

100年続く工務店を目指して

SW.design yaezawa